【MTG】モダン環境について&デッキ調整記①
2011年11月17日 TCG全般いよいよ世界選手権2011がサンフランシスコで始まりますね!
僕は今回特にモダンに燃えていたので、3日目のモダンが楽しみです。そんなわけで、皆さんにもこの高揚感を味わう助けになったらいいなあと思い、気持ちモダン環境を解説しつつデッキの調整記を書いていこうと思います。
【前環境のおさらい】
まずは前環境のおさらいから。これについては公式にとってもいい記事があるので引用させてもらいます。
日本語公式 http://mtg-jp.com/reading/gekijo/002387/
プロツアーフィラデルフィア成績優秀者デッキリスト http://coverage.mtg-jp.com/ptphi11/decklist/002131/
ご存知の通り、モダンでは禁止カードの追加によって前環境の有力デッキのほとんどが弱体化、もしくは消滅し、環境が大きく変わりました。これにより、今まで押さえつけられていた、コントロールや中速コンボ、中速ビートもチャンスが生まれることになりました。
友人のあくあがワールドに出ることもあり、コントロール&構築戦大好きな僕としてはなんとか新しいコントロールデッキを作ってやろうと構築熱MAXになったという次第です。
【禁止後の有力デッキ】
さて、環境を変えた禁止カードの追加ですが、そんな禁止後も有力とされているデッキがあります。
・双子の欠片コンボ
・青赤ストーム系
・ZOO
・赤単親和
の4つです。双子とストームは禁止の影響は受けていますが、デッキの核であるコンボ自体は健在。ZOO(カウンターキャット型)はデッキの核である《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith(MBS)》を失いましたが、ZOOには他にも様々な形がありますし、そもそもナカティルとギルドランドがある限り健在です。赤単親和については禁止の影響をまったく受けていません。
この他にもメリーラ頑強や《死せる生/Living End(TSP)》等のコンボデッキや緑単エルフ、ジャンド等のビートデッキなどが、そりゃもうたくさんあるのですが、まずは実績のあるこの4つのデッキが環境を規定するデッキだと考えました。
【さあデッキを作ろう】
というわけで、仮想敵も定まったことだし、上記の4つに勝てることを目標にあくあはNLBを、僕は使いたいカードでとりあえずデッキを構築。仮想敵達とひたすらスパーをしました。
前者はカウンター、後者はハンデスを使う違いはありますが、基本は同じで豊富な妨害手段を用いてクロックパーミのように動くのが理想です。
しかし、この二つのデッキには共通する欠点がありました。それはアドバンテージが取りづらい事。一枚一枚のカードが軽くて手数が多いのはいいのですが、いかんせんクロックが弱くて(環境の除去が強すぎるともいう)せっかく相手の攻めを捌いたとしてもこちらもハンドを使い切っていて勝ちきれず、押し込まれてしまいます。これだけ除去を取っていてもZOO、親和にはそこまで勝てませんでした。
そこで改良としてエスパーではタイタンなどの重いフィニッシャーも試しましたが、6/6のボディでも小指で除去られてしまい、結局、小さいPW達に落ち着きました。
しかし、スパーを続けていくうちにさらに致命的な欠陥が見つかります。それは双子コンボに採用されていた罰する火コンボでした。この2点火力循環コンボによりNLBもエスパーもデッキのほぼ全てが燃やされてしまいます。当然、双子にはまったく勝てませんでした。
「いいやまだだ、ひょっとして4つの仮想敵以外には勝てたりするかもしれない」と往生際が悪く、色々なデッキとスパーをしますが、感触はそこまで良くなく(勝てることは勝てました)、結局この罰する火コンボに対する欠陥が決め手になり両デッキとも調整を諦めました。
この後、調整デッキは「使っていて楽しいんだもん」という理由から片手間で作って遊んでいたクルーエルコントロールに移っていきます。
続く
僕は今回特にモダンに燃えていたので、3日目のモダンが楽しみです。そんなわけで、皆さんにもこの高揚感を味わう助けになったらいいなあと思い、気持ちモダン環境を解説しつつデッキの調整記を書いていこうと思います。
【前環境のおさらい】
まずは前環境のおさらいから。これについては公式にとってもいい記事があるので引用させてもらいます。
日本語公式 http://mtg-jp.com/reading/gekijo/002387/
プロツアーフィラデルフィア成績優秀者デッキリスト http://coverage.mtg-jp.com/ptphi11/decklist/002131/
ご存知の通り、モダンでは禁止カードの追加によって前環境の有力デッキのほとんどが弱体化、もしくは消滅し、環境が大きく変わりました。これにより、今まで押さえつけられていた、コントロールや中速コンボ、中速ビートもチャンスが生まれることになりました。
友人のあくあがワールドに出ることもあり、コントロール&構築戦大好きな僕としてはなんとか新しいコントロールデッキを作ってやろうと構築熱MAXになったという次第です。
【禁止後の有力デッキ】
さて、環境を変えた禁止カードの追加ですが、そんな禁止後も有力とされているデッキがあります。
・双子の欠片コンボ
・青赤ストーム系
・ZOO
・赤単親和
の4つです。双子とストームは禁止の影響は受けていますが、デッキの核であるコンボ自体は健在。ZOO(カウンターキャット型)はデッキの核である《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith(MBS)》を失いましたが、ZOOには他にも様々な形がありますし、そもそもナカティルとギルドランドがある限り健在です。赤単親和については禁止の影響をまったく受けていません。
この他にもメリーラ頑強や《死せる生/Living End(TSP)》等のコンボデッキや緑単エルフ、ジャンド等のビートデッキなどが、そりゃもうたくさんあるのですが、まずは実績のあるこの4つのデッキが環境を規定するデッキだと考えました。
【さあデッキを作ろう】
というわけで、仮想敵も定まったことだし、上記の4つに勝てることを目標にあくあはNLBを、僕は使いたいカードでとりあえずデッキを構築。仮想敵達とひたすらスパーをしました。
【NLB】
4 《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》
2 《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》
3 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》
2 《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant(FUT)》
4 《ルーンのほつれ/Rune Snag(CSP)》
3 《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》
4 《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》
1 《撤廃/Repeal(GPT)》
2 《知識の渇望/Thirst for Knowledge(MRD)》
4 《流刑への道/Path to Exile(CON)》
3 《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives(5DN)》
2 《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles(5DN)》
2 《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》
3 《繁殖池/Breeding Pool(DIS)》
2 《神聖なる泉/Hallowed Fountain(DIS)》
7 島
4 《変わり谷/Mutavault(MOR)》
【エスパーPW】
3 《前兆の壁/Wall of Omens(ROE)》
2 《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》
2 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》
3 《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》
2 《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
2 《マナ漏出/Mana Leak(M12)》
1 《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》
3 《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》
3 《撤廃/Repeal(GPT)》
3 《流刑への道/Path to Exile(CON)》
1 《燻し/Smother(WWK)》
2 《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives(5DN)》
2 《エスパーの魔除け/Esper Charm(ALA)》
2 《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(M11)》
2 《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》
2 《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant(ALA)》
3 《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit(WWK)》
1 《天界の列柱/Celestial Colonnade(WWK)》
4 《闇滑りの岸/Darkslick Shores(SOM)》
4 《秘教の門/Mystic Gate(SHM)》
2 《悪臭の荒野/Fetid Heath(EVE)》
2 《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》
1 《湿地の干潟/Marsh Flats(ZEN)》
1 《神聖なる泉/Hallowed Fountain(DIS)》
1 《湿った墓/Watery Grave(RAV)》
4 島
1 平地
1 《アカデミーの廃墟/Academy Ruins(TSP)》
前者はカウンター、後者はハンデスを使う違いはありますが、基本は同じで豊富な妨害手段を用いてクロックパーミのように動くのが理想です。
しかし、この二つのデッキには共通する欠点がありました。それはアドバンテージが取りづらい事。一枚一枚のカードが軽くて手数が多いのはいいのですが、いかんせんクロックが弱くて(環境の除去が強すぎるともいう)せっかく相手の攻めを捌いたとしてもこちらもハンドを使い切っていて勝ちきれず、押し込まれてしまいます。これだけ除去を取っていてもZOO、親和にはそこまで勝てませんでした。
そこで改良としてエスパーではタイタンなどの重いフィニッシャーも試しましたが、6/6のボディでも小指で除去られてしまい、結局、小さいPW達に落ち着きました。
しかし、スパーを続けていくうちにさらに致命的な欠陥が見つかります。それは双子コンボに採用されていた罰する火コンボでした。この2点火力循環コンボによりNLBもエスパーもデッキのほぼ全てが燃やされてしまいます。当然、双子にはまったく勝てませんでした。
「いいやまだだ、ひょっとして4つの仮想敵以外には勝てたりするかもしれない」と往生際が悪く、色々なデッキとスパーをしますが、感触はそこまで良くなく(勝てることは勝てました)、結局この罰する火コンボに対する欠陥が決め手になり両デッキとも調整を諦めました。
この後、調整デッキは「使っていて楽しいんだもん」という理由から片手間で作って遊んでいたクルーエルコントロールに移っていきます。
続く
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